「あめ」　1960年頃　ちひろ美術館蔵

茨城県近代美術館

　茨城県近代美術館（茨城県水戸市）は「いわさきちひろ展」（共催＝ちひろ美術館）を8月29日まで開催している。
　「世界中のこどもみんなに　平和と　しあわせを」と願い、生涯にわたって子どもを描き続けた画家・いわさきちひろ（1918―1974）。美しく清らかな色彩に満ち巧みな描写力に裏付けられた彼女の作品は、没後約半世紀を経た現在でも色あせることはない。やさしさにあふれた作品イメージの一方で、戦争を経験し「絵描き」として生きることを選んだ彼女の人生は決して平坦なものではなく、妻、母、絵描きとして力強く55年の生涯を生き抜いた。
　本展では、絵本やカレンダーなどで親しまれてきた作品世界を約120点の原画と豊富な資料により紹介する。
　またアートユニットplaplaxによる体験できるメディア･アート作品も加わり、大人も子供も遊べる展示となっている。

【展覧会概要】

「いわさきちひろ展」

会期
　7月24日（土）～8月29日（日）
　※休館日は月曜日（ただし、8月9日（月・振休）は開館、10日（火）休館）

会場
　茨城県近代美術館（茨城県水戸市千波町東久保666―1）

開館時間
　9時30分～17時（入館は16時30分まで）

　問い合わせ＝029・243・5111

　※会期は変更になる場合あり
　※オンラインで「日時指定WEB整理券」（無料）を取得すると優先入場が可能。詳しくは公式サイトで。
　公式サイト＝http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/