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生徒へのコロナワクチン学校接種、文科省・厚労省は推奨せず

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新型コロナワクチン

 文科、厚労の両省は22日、学校を会場として中学生や高校生に新型コロナワクチンを集団接種することは推奨しないとする考え方を都道府県教委などに伝えた。接種後に体調が悪化した場合、きめ細かな対応が難しいことなどを理由として挙げている。学校を会場とした集団接種を行う際の留意点や、生徒が個別接種を受ける際の考え方も示した。
 ファイザー社製の新型コロナワクチンの対象年齢は5月31日に16歳以上から12歳以上へと引き下げられた。日本での接種も12歳以上に改めた。中学生・高校生世代への接種開始に当たって、両省としての見解を示した。
 接種方法は、医療機関などでの個別接種と自治体が特設会場で行う集団接種が想定されているとした上で、学校で生徒を対象に集団接種を実施できる場合としては、個別接種の体制の確保が難しいといった事情を挙げている。
 その際の留意事項として、ワクチン接種は強制ではないことを生徒に指導することなどを示した。
 生徒が校外で接種を受ける場合、事情によっては、出席扱いが可能であるとした。具体的には、接種の日時や場所の選択が難しく、接種会場が遠い場合を挙げた。
 副反応であるかどうかを問わず、接種後に発熱などの症状が出たら出席停止にできるとしている。

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