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LINEでの教育相談、学校休業明けに増加 令和2年度の利用状況

3面記事

都道府県教委

都教委集計

 LINEのチャット機能を使って中学生・高校生からの相談を受け付けている東京都教委が令和2年度の利用状況をまとめ、コロナ禍による学校休業期間が終わった6月以降に利用が増えていたことが分かった。令和元年度は事業を始めたばかりの4月に多く、5月、6月は減る傾向にあったが、令和2年度は逆に、4月から7月まで月を追って増えていた。相談内容は、「友人関係(いじめを除く)」が多く、24%を占めていた。
 前年度も相談内容は「友人関係(いじめを除く)」が多く、昨年度と同じ24%だったが、令和2年度は、「家族関係」が3ポイント増の9%、「学業不振」も3ポイント増の9%、「情緒不安定等」が2ポイント増の9%となった。これらの増加した相談内容について、都教委では、コロナ禍における特徴的な悩みと考えられるとしている。
 相談件数の合計は1426件増の4201件だった。令和元年度は、下半期に利用が低迷していた。令和2年度は、7月と2月に周知用カードを配るなどし、年明け以降に利用が大きく伸びた。月ごとの集計では今年3月が最も多かった。

都道府県教委

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