「子供・若者白書」公表 現状示す指標一覧を掲載
1面記事内閣府
内閣府は11日、令和3年版の「子供・若者白書」を公表した。政府が4月に策定した子供・若者支援推進大綱に基づき、子ども・若者がどのような現状にあるか、過去と比べられるようにした指標一覧を掲載した。
各省庁による調査結果によるもので、「今の自分が好きだ」と答えた割合は、平成28年度の44・8%から令和元年度の46・5%へと上昇した。一方で、「自分の将来について明るい希望を持っている」は、平成25年度の61・6%から、令和元年度の59・3%へと低下した。
学校関係では、高校中退が平成27年度の4・9万人から令和元年度の4・3万人へと減少。小学生による暴力行為が1・7万件から4・4万件へと増えている。
自殺した児童・生徒の人数は平成28年の320人から令和2年の499人へと増え、過去最多だった。警察庁・厚労省による数値を紹介した。
内閣府では、この指標について「子供・若者インデックスボード」と呼んでいる。白書に収録したものは初版と位置付け、今後、改訂版を出す予定。