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特別展「長崎開港450周年記念展~ふたつの開港」開催 元亀2年と安政の開港を中心に

九州版

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川原慶賀筆<長崎港図>長崎歴史文化博物館蔵

6月6日(日)まで

 長崎歴史文化博物館(長崎市立山)では6月6日(日)まで特別展「長崎開港450周年記念展~ふたつの開港」を開催している。
 この展覧会は、令和3年度に長崎市を中心に開催する長崎開港450周年記念事業の一環として行う特別展である。
 同展では近世期に海外との窓口として重要な役割を果たした長崎での文化交流、その舞台となった都市長崎に注目する。特に長崎にとって大きな転換点となった元亀2年(1571)の開港から安政の開港までを中心に、交流の諸相や長崎港・町の変化を考古資料、古文書、美術工芸資料などから見ていくことによって、「ふたつ」の開港がもたらしたものを再考していく。

展示の概要

プロローグ…長崎開港前夜
 元亀2年(1571)の開港前の長崎とその周辺の様子をたどる。

第1章…長崎開港
 開港後の長崎では町建てが行われた。キリシタンの中心地として展開した長崎の町を紹介する。

第2章…長崎の町と港~賑わう港、華開く文化~
 江戸時代、貿易都市として重要な役割を果たした長崎。往来する人々。行き交う船、海外との交流で華開いた文化などを紹介。また、数多く描かれ、長崎のイメージ定番となった「長崎港図」にも注目する。

第3章…もうひとつの開港
 19世紀に入り、オランダ船、中国船以外の異国船が接近し、海外防備への意識が高まってくる。幕末のペリー来航を機に日本は対外政策を転換、安政の開港を受け、外国人居留地が新たに設けられるなど、変化の時を迎えた長崎の町を取り上げる。

エピローグ…異国情緒の源流
 20世紀以降、節目の年ごとに再認識されてきた開港の歩みを振り返る。

寛文長崎図屏風
<寛文長崎図屏風>(左隻)長崎歴史文化博物館蔵

北亜墨利加人物ペルリ像
<北亜墨利加人物ペルリ像>長崎歴史文化博物館蔵

フェートン号図
<フェートン号図>長崎歴史文化博物館蔵

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