文科省のGIGA推進チームが活動を開始
10面記事小中学校に1人1台の情報端末が整備されたことを受け、文科省で4月から学校現場での活用を支援する推進チームが動き出した。(詳細=4月19日号3面記事)
「GIGAスクール元年」を迎えて
今井 裕一 文部科学省 初等中等教育局 情報教育・外国語教育課長
人工知能・ビッグデータ・IoT等の先端技術が取り入れられたSociety5・0時代を生きる全ての子供たちの可能性を引き出し、個別最適な学びと協働的な学びを実現するため、文部科学省では「GIGAスクール構想」に基づき、「1人1台端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」の一体的な整備に取り組み、本年4月から、「GIGAスクール元年」ともいうべき新たな年度を迎え、1人1台端末環境下での新しい学びがスタートしました。
こうした「環境整備」のフェーズから「利活用促進」のフェーズへと移り変わる節目を迎え、学校ICT環境を最大限活用していくための方策の一つとして、教師や教育委員会など現場への支援を充実するため、この4月から、省内に設けた「GIGA StuDX(ギガ スタディーエックス)推進チーム」に学校現場を良く知る教師8名を新たにチームに迎え、現場でICTを活用した教育を中核的に担っている方々との人的ネットワークを構築し、端末の活用方法に関する優良事例や課題への対応事例等に関する情報発信等の支援活動を本格化させたところです。
文部科学省としては、教育分野においてもICTは基盤的なツールとして必要不可欠なものであるとの認識の下、今後も学校現場を支える様々な支援策を講じながら、「令和の日本型学校教育」の実現に向けて取り組んでまいります。