お薦め学習動画をAIが紹介 振り返りから解析
3面記事元校長が代表務める企業 サービス開始
東京都の元公立小学校校長、松田孝さんが代表を務める「合同会社MAZDA Incredible Lab」(群馬・安中市)が5日、子どもたちの授業の振り返りをAI(人工知能)が解析し、Youtubeからお薦めの学習動画を提案するサービスを始めた。これまでのデジタル教材に多い「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」の育成ではなく、「学びに向かう力」を高めることを目指したという。
このサービスには「Shuffle.(シャッフル・テン)」と名付けた。東京大学発のスタートアップ企業「Arithmer」(アリスマー、東京・港区)と共同開発した。
シャッフル・テンに授業の振り返りを入力すると、文章中の語彙やユーザーの利用履歴などをAIが解析し、Youtubeにある作成済みのお薦め動画10本が紹介される仕組み。小中高のSTEM系教科に対応している。小中高生、大学生が対象だ。
今後は自治体の事業に参画し、教育現場での運用を目指す。