企画展「狩野派と土佐派―幕府・宮廷の絵師たち―」開催
6面記事源氏物語朝顔図 土佐光起筆 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
根津美術館
根津美術館(東京都港区)はこのたび、企画展「狩野派と土佐派―幕府・宮廷の絵師たち―」を開催する。
約400年の長期にわたって、日本の画壇に君臨した狩野派。その祖である狩野正信は、室町時代に漢画の絵師として頭角を現し、流派の礎を築いた。
一方、伝統的な絵画様式のやまと絵の流派である土佐派は、狩野正信と同時代に登場した土佐光信の活躍により栄華を極めた。その後日本の画壇は狩野派が制したが、土佐派の命脈も途切れず、江戸時代前期に宮廷の絵師として復活を遂げた。
本展では、同美術館が所蔵する狩野派と土佐派の作品を中心に、室町から江戸時代にかけて幕府や宮廷の御用を務めた絵師たちの作品を展示する。端正な室町水墨からはじまり、江戸時代の豪華な屏風や鮮やかな色彩のやまと絵に至る、御用絵師たちの多様な絵画世界が愉しめる展示となっている。
【展覧会概要】
名称=「狩野派と土佐派―幕府・宮廷の絵師たち―」
会期=2月25日(木)~3月31日(水)まで ※月曜日休館
会場=根津美術館 展示室1・2(東京都港区南青山6―5―1)
開館時間=10時~17時(入館は閉館の30分前まで)
※現在、オンライン日時指定予約制実施中。新型コロナウイルスのため、会期、開館時間は変更になる場合あり。詳しくは公式サイトで確認。