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ふぶきのみちはふしぎのみち

15面記事

子どもに読ませたい本

種村 有希子 作
鈴木 千佳子 デザイン

 雪の日の朝。みちるは、お姉ちゃんと学校へ歩いて行く。雪道に負けないように「いち・に けむし」「いち・に うさぎ」などと声を掛けながら歩く。「いち・に しろくま」と言った途端、大きなしろくまが現れる。
 みちるは驚いて逃げようとするが、しろくまが邪魔をしてきて、逃げられない。お姉ちゃんとはぐれてしまった。しろくまと歩く道の前に現れたのはアザラシにクジラ、そしてなぜかペンギン。
 吹雪はますます激しくなり、心細くなったみちるが「おねえちゃーん」と叫ぶと…。
 吹雪になると、まちが雪に覆われていき前後も曖昧になり、不思議なものに出合えそうな気がして…。北海道で子ども時代を過ごした著者のそんな感覚を表現した絵本。(小学校低学年から)
(1540円 アリス館 Tel03・5976・7011)

子どもに読ませたい本

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