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「角川武蔵野ミュージアム」が埼玉県所沢市に11月グランドオープン 公益財団法人角川文化振興財団

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建築は国立競技場の設計に携わった隈研吾氏 (c)角川武蔵野ミュージアム

 図書館と美術館と博物館を融合させた施設「角川武蔵野ミュージアム」が所沢市にグランドオープンした。この施設は(株)KADAKAWA(本社=東京都千代田区)と埼玉県所沢市が共同で進めている街づくりプロジェクト「COOL JAPAN FOREST 構想」の拠点施設「ところざわサクラタウン」内(所沢市東所沢和田)に開設された。

本がぎっしり詰まった本棚劇場 (c)角川武蔵野ミュージアム

 内部には、本がぎっしり詰まった本棚劇場や、松岡正剛館長が手がけるブックストリート等がある。本棚劇場は違い棚のように互い違いに複雑に入り組み、立体的、流動的に連なった棚に本が納められている。高さが8mある4階から5階までの吹き抜けの高所部分には、角川書店創業時に縁の深かった文芸評論家や歴史学者等より寄贈された本や資料約3万冊が並んでいる。
 また、この本棚劇場では、3台のプロジェクターを使って8mの本棚にプロジェクションマッピングも行われる。エディットタウンは、4階の「ブックストリート」「エディット&アートギャラリー」、「荒俣ワンダー秘宝館」、「本棚劇場」、階段書架「アディックステップ」と文学賞棚(仮称)の各エリアの総称である。
 そのエディットタウンの中央をつらぬくのが「ブックストリート」であり、松岡正剛館長の監修による世界を読み解くための「9つの文脈」にそって約2・5万冊の本が並ぶ。このように図書と美術と博物を融合させ、来場者の創造力をかき立てる同施設は、教育現場でも今後注目を集める様子である。

施設の内部紹介
 1階=グランドギャラリー、マンガ・ラノベ図書館、源義庭園
 2階=総合インフォメーション、角カフェ、ロックミュージアムショップ
 3階=EJアニメミュージアム
 4階=エディットタウン(ブックストリート、荒俣ワンダー秘宝館、本棚劇場)
 5階=武蔵野回廊、武蔵野ギャラリー、SACULA DINER(レストラン)、本棚劇場

インフォメーション
・住所:埼玉県所沢市東所沢和田3―31―3ところざわサクラタウン内
・開館時間=日~木曜 10:00~18:00・最終入館17:30、金~土曜 10:00~21:00・最終入館20:00
・休館日=第1・3・5火曜日 ※開館日・時間は変更される場合もあります。最新情報は公式WEBサイト(http://kadcul.com/)へ。
・一般お問い合わせ=0570―017―396(受付時間=平日10:00~17:00)

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