透けないウエア「ミエンヌ」2020年度グッドデザイン・ベスト100受賞
4面記事カンコー学生服
全国で「カンコー学生服」を展開する菅公学生服株式会社(岡山市北区、尾崎茂代表取締役社長)の「MIENNE(ミエンヌ)」シリーズが、この度2020年度グッドデザイン・ベスト100(主催=公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。
ミエンヌは、白色でも下着が透けにくいウェア。学校制服や体操服の“透け”は生徒、保護者、教員においても課題だったが、糸レベルの改良と快適性を失わない編み構造の開発により、非常に高いレベルでこの“透け”を解決している点を評価された。また、学校制服のように着用者自身に選択の余地がなく着用を義務付けられている製品にこそ、このような細心の配慮が備わっていることに、一層大きな意味を感じるとグッドデザイン賞審査委員より高評価を集めた。
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組み。今回ミエンヌは、同賞受賞対象の中で特に高い評価を得た100件として選定され、グッドデザイン・ベスト100を受賞した。さらにこの中から今年度グッドデザイン大賞候補、特別賞各賞が選ばれ、10月30日に発表される。
ミエンヌの特徴としては、酸化チタンを練りこんだ糸・編組織の工夫で可視光線を遮断し、優れた防透け性、UVカット機能を実現。また、従来の素材では確保できなかった「通気性の良さ」や「汚れの落としやすさ」といった快適性も併せ持っている。
現在、学校指定体操服として全国約200の学校に採用されている。さらに、2021年春からはスクール用ポロシャツもラインナップに追加し、カンコー学生服を取り扱う全国の制服販売店で発売予定だ。