学校施設を避難所として使用する場合の感染防止対策は 本社調査まとめ
9面記事 近年、大きな災害が数多く発生しているが、学校施設には避難所としての役割が求められる。新型コロナウイルス感染症が収束しない中で災害が発生した場合には、避難所にも感染防止対策が必要になる。
調査では、学校施設を避難所として使用する場合の感染防止対策として、各学校ですでに取り組んでいること、今後取り組む予定があることについても複数回答で聞いた。最も多かったのは「出入り口に消毒液を用意し、手指の消毒を徹底する」で345自治体(全体の75・0%)だった。
このほか「サーモグラフィーや非接触型体温計を使って検温する」の275自治体(全体の59・7%)、「発熱者など感染の可能性がある人と、そうではない人の居場所を完全に分離する」の202自治体(全体の43・9%)、「避難所として使用するスペースを増やす」の158自治体(全体の34・3%)の割合が高かった。