総務省・国立研究開発法人情報通信研究機構

　総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構（以下NICT、本部＝東京都小金井市、徳田英幸理事長）は、多言語音声翻訳技術の新たな活用方法の「アイデア」と「試作品（PoC）」を募集する「多言語音声翻訳コンテスト」を開催する。
　平成30年度から毎年開催しており、今回で3回目の開催となる本コンテスト。世界の「言葉の壁」をなくし、グローバルで自由な交流を実現することを目的とする「グローバルコミュニケーション計画2025」の一環として行うもので、優秀作品には総務大臣賞、NICT賞（予定）を授与する。
　本コンテストでは、「アイデア部門」と「試作品（PoC）部門」の2種類を募集。「アイデア部門」では、世界の「言葉の壁」をなくす新しい「アイデア」を、「試作品（PoC）部門」では、世界の「言葉の壁」をなくす新しいアプリ・サービス・製品の試作品を募集している。
　専用Webサイトの応募フォームにて、いずれも現在受付中で、募集締切は11月27日（金）。応募資格は中学生以上。
　各部門について選考後、12月中旬頃に一次審査通過者を決定する。一次審査通過者は令和3年1月30日（土）に開催する審査会にてプレゼンテーションを行い、審査の上、優秀作品を選定して表彰する。
　なお、多言語音声翻訳技術を簡便に利用して試作できるよう「多言語音声翻訳API」を広く開放している。本APIでは、NICTが開発した多言語音声翻訳機能（音声認識、翻訳、音声合成）を無料で利用できる。本コンテストへの参加の有無に関わらず、専用Webサイトより申請の上、利用可能。
　その他、詳細・応募申請手続き等は専用Webサイトへ　https://tagen.go.jp/