小学校外国語 新3観点の評価づくり完全ガイドブック
18面記事指導要録記入例&通知表文例が満載!
菅 正隆 編著
どの教科書でも活用できる構成
本年度、小学校は新学習指導要領の全面実施を迎えた。第5・6学年の教科「外国語」が初めて教育課程に組み込まれ、指導だけでなく評価の在り方に関しても工夫が求められている。小学校の外国語活動と「外国語」は、中学校の本格的な英語学習の学びにつながっていくもの。小学校で英語嫌いの子どもをつくってしまえば、中学校での授業が全く理解できないという事態にもなりかねない。そのため、小学校教員の指導力向上は欠かせない。
本書は、指導の在り方だけでなく評価方法や評価規準の作成方法、そして評定の出し方まで、手の出しづらい部分まで詳しく解説している。具体的には、評価の考え方や目標((1)知識及び技能(2)思考力、判断力、表現力等(3)学びに向かう力、人間性等)の立て方、学習評価の評価規準の作り方、評定の出し方、指導要録の書き方や通知表の書き方まで事細かに例を示している。
大きな特徴は、第5・6学年「外国語」の教科書7種類で扱われている単元テーマを調べ、最も多く扱われているテーマ、もしくは特別なテーマを各学年10テーマに絞り、Unit1~10で配列。2学年それぞれ10単元で構成し、どの教科書を使っても授業や評価に対応できるように工夫されている。
各教科等の指導を学級担任一人が担うことが多い小学校。日々多忙の中、普段の授業だけでなく、学期末・学年末の通知表や指導要録の作成まで参考にできる一冊になっている。
(2860円 明治図書出版)
(斉)