ALT、一斉来日は困難 文科省が年間指導計画見直し要請
1面記事 文科省は7月10日、外国語指導助手(ALT)について、9月に予定していた一斉来日ができず、入国可能となった国から順次受け入れることになったとして、今後の対応策を都道府県教委などに示した。ALTの配置計画や各校の年間指導計画を見直すこと、情報通信機器を使って外国人と交流する機会を設けることなどを挙げている。
情報通信機器の活用では、ウェブ会議ツールを使ったチーム・ティーチング、遠隔地にいる外国人との会話などを挙げた。教科書に対応したデジタル教材を使って、児童・生徒がネーティブの英語を聞くことも示している。
ALTを補うための人材、協力者を確保するためには、英語が得意な人を非常勤の学習指導員などとして採用することを例示した。本年度の第2次補正予算を使った学習指導員の確保については、改めて連絡するとしている。
ALTが授業を行うこととなった場合は、出身国によってマスクを着ける習慣がないことに注意して、必要な場面ではマスクを着用することを周知するべきだとした。