新型コロナ 幼稚園・認定こども園の教育支援などの取り組みを紹介
2面記事文科省が事例集
文科省は13日、新型コロナウイルス感染症に対応するために臨時休業や登園自粛を実施した幼稚園・認定こども園の教育支援などの取り組みをまとめた「新型コロナウイルス感染症への対応のための幼稚園等の取組事例集」を発行した。同省のホームページから入手できる。
園団体などを通して収集した、各園の課題や実態に応じたさまざまな取り組みをまとめた。臨時休業中だけでなく、再開後の園運営に役立つ事例も多い。
支援の事例は、
(1) 子どもが家庭でも遊びを楽しみ満足感や充足感を味わえる
(2) 1日の生活のリズムを整え規則正しい生活を送る
(3) 再開した際に円滑に園での生活になじめるようにする
(4) 食事の提供や園庭開放
(5) 子育てに関する悩み相談やストレス軽減、虐待防止など保護者に対するもの
(6) 休業期間を生かした保育の質の向上
―などのテーマで紹介している。
「子どもが家庭でも遊びを楽しみ満足感や充足感を味わえる」では、遊びの「贈り物」を郵送、保育動画の配信、オンラインで同時双方向のコミュニケーションなどについて、各園の取り組みを掲載した。
「再開した際に円滑に園での生活になじめるようにする」では、遊びの「贈り物」や配信動画に園再開後の生活にわくわくするような工夫を入れる、ホームページやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で園の生き物や遊びの準備状況を知らせるなどの事例を盛り込んでいる。
また「食事の提供や園庭開放」では、給食の提供や発注済み食材の地域への販売などについて、「休業期間を生かした保育の質の向上」では、オンラインを活用して実施した研修などの事例を説明している。