長引く休業、子どもの様子は? 先着1000校に生活状況調査サービス無償提供
3面記事教育ネット
情報モラル教育やプログラミング教育の授業支援や研修を展開する教育ネット(横浜市)は1日、臨時休業中の子どもたちの生活状況をウェブ上でアンケート調査できるサービスの無償提供を始めた。先着千校を対象とする。教員が子どもたちの状況を確認するとともに、学校再開後の対策を考える際にも活用してもらう狙いがある。
サービス名は「お助け状況調査」。子どもたちの日常生活や学習の状況、家庭のインターネット環境などの項目から質問を選べる。
学校の一斉メール配信システムなどを活用してウェブアンケートページのリンクを保護者へ送り、質問に回答してもらう。学校側にはIDやパスワードが発行され、それらを使ってログインすることで調査結果を確認できる。
同サービスは4月、神奈川県南足柄市の全ての小・中学校で利用している。
同社は今回の無償提供について、「先生方にとって一番つらいことは子どもたちが今どういう状況なのか、どんな毎日を過ごしているのか分からないことだと思う。このサービスで先生と子どもたちがつながることができれば」としている。