親子でスマホルール学ぶ 静岡大と保険会社が教材を共同開発
2面記事 小・中学校へのスマートフォン(スマホ)の持ち込みを原則禁止とする文科省の通知が見直されることを見据え、静岡大学と損保ジャパンの子会社で少額短期保険会社の「Mysurance」(東京・新宿区)は、スマホのルールについて親子で学べるリーフレット教材を共同開発した。今後、小・中学校の保護者会などを通じて配布し、各家庭で活用してもらうことを想定している。
情報モラル教育に詳しい塩田真吾・同大准教授と同社が産学連携の共同研究を行った。教材は同社のウェブサイトで公開している。
教材では、「スマホで一番やりたいことは?」「平日、ネットを使ってもよいのは何時まで?」などの質問項目を載せたチェックリストを基に、親子で対話しながら意識のずれを確認できる。親子で家庭でのルールを考え、書き込んでまとめることもできる。小中高生約6千人に尋ねたトラブルのランキングも掲載している。
併せて同社では、子どもが使用しているスマホを対象に、破損や故障などを補償する「こどもスマホ保険」の提供を開始した。月額470円で、SNSでのいじめやゲームへの課金などのトラブルについて弁護士による法律相談を無料で受け付けるサービスも付く。