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授業動画の作り方、教員に解説 児童・生徒には自宅学習支援動画

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都道府県教委

大阪府教委

 大阪府教委は17日から、新型コロナウイルス感染拡大による学校の臨時休業を受け、教員向けに授業動画の
作り方を解説する資料を公開している。併せて小・中学生や高校生を対象に、自宅学習を支援する動画の配信を始めた。どちらも同府教育センターのウェブサイトに掲載している。
 教員向け資料では、現在の校内環境ですぐに動画を撮影したり編集したりできるよう、スマートフォンやタブレット端末を活用した授業動画の撮影方法とパワーポイントに音声を録音する方法をそれぞれ紹介している。機器の設置場所や作業の手順などについて、写真や画像とともに説明する。
 小・中学生向けの動画では、同府教委のウェブサイトに掲載している家庭学習教材の内容を5分前後で解説する。
 高校生向けの動画では、数学や英語の学習内容を10~20分で解説する。数学は新1年生を対象に、単項式と多項式(次数と係数)や因数分解などを扱う。英語は全学年を対象にスピーキングの学習を取り上げる。
 大阪府教委の担当者は「教員向けの資料は印刷するなどして手元に置いて使えるようにした。児童・生徒に向けた授業動画は順次配信し、学校再開後の学習にスムーズに入れるよう引き続き支援していく」と話す。

都道府県教委

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