佐藤嘉大・道教育長が死去 遠隔教育の推進・校長庁内公募等、リーダーシップを発揮
北海道版 道教委の佐藤嘉大教育長が、4月4日未明、循環器不全で亡くなった。3日、道庁から帰宅した後に体調不良を訴え、搬送先の病院で死去。62歳だった。
佐藤氏は十勝管内清水町出身。1978年に北海道庁に入庁し、同職員時代に北海学園大法学部2部を卒業。教育長在職中は、道立高校の遠隔教育の配信機能集中化、校長の庁内公募などに取り組んだ。コロナ対策では、全国に先駆けて一斉休校や分散登校を実践し耳目を集めた。
道教委はコメントを発表。「突然の訃報に接し、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。北海道教育委員会といたしましては、故人の遺志を引き継ぎ、本道教育のさらなる充実に向け、全力で取り組んでまいります」と悼んだ。
鈴木直道知事は「言葉を失うほど驚き、深い悲しみを覚えます。佐藤教育長の無念さを思うと痛恨の極みであり、言葉もありません」と弔意を表した。
当面は末岡裕文教育委員が職務代行者となり、事務は志田篤俊教育部長に委任する。
佐藤教育長の略歴は以下の通り。
昭和53年7月 北海道庁入庁
平成19年6月 総務部行政改革局参事
平成20年4月 総務部行政改革局行政改革課参事
平成22年4月 総務部総務課長
平成23年6月 出納局集中業務室総務業務長
平成23年10月 兼ねて総務部行政改革局調査担当局課長
平成24年4月 総務部危機対策局原子力安全対策担当局長
平成25年4月 総務部人事局長
平成27年6月 総務部危機管理監
平成29年4月 総合政策部長
平成30年3月 退職
平成30年6月 北海道教育委員会教育長