光文書院（東京・千代田区）は、本年度新たに提供を始めるデジタル採点システム「ひまわりエディション」を学校現場で活用できるよう、同社のワークテストを採択した小学校の中から100校を実証研究校として募集する。実証研究校にはプリンター代やトナー代、設置代を無償で提供し、各校からは利用状況を報告してもらう。
　同システムはEdlog（東京・港区）の製品を活用した。本来は使用者がテスト用紙の採点範囲をシステムへ登録する「領域設定」をあらかじめ済ませており、すぐに採点に取りかかることができる。光文書院によると、領域設定済みの市販テストの提供は業界で初めて。
　同システムを活用した採点では、正答用紙と児童の解答用紙をスキャンして取り込み、パソコンの画面上に学級の児童全員分の解答を並べて行えることから、採点業務で最も時間がかかる「正誤判定」の効率化を図る。教員がコメントを付けられる機能もある。
　採点を終えた解答用紙は印刷して児童へ返却する。採点結果は光文書院の校務支援システム「ひまわり先生」と連携し、得点集計や成績分析もできる。
　実証研究の開始時期は学校の選定後、各校によって異なる。問い合わせは光文書院サポートデスクまで。

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