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迫る新要領の全面実施、働き方改革どう実現

11面記事

日本教育新聞社からお知らせ

3月2日付から紙面を刷新します

 日本教育新聞は来月、紙面の一部を見直します。オリンピック・パラリンピック東京大会を巡る動きに焦点を当てる他、教職員の働き方などに関する記事を充実させます。好評な企画は維持しつつ、さらに分かりやすく、内容豊かな記事とすることを目指します。

学校現場の課題に対応
特色あるオリ・パラ教育も発信

 東京をはじめ日本各地で開かれるオリンピック・パラリンピック。既に、さまざまな角度から学校教育・社会教育の場で、子どもたちの成長を促す素材として導入されています。
 新紙面では、大会開催地をはじめ、大会に関連する教育活動を紹介するとともに、課題も掘り起こしていきます。大会終了後、教育界に何が残るか、何を残そうとしているかといった観点からも取材を進めます。
 4月からは、いよいよ、小学校から新学習指導要領が全面実施されます。これまでの先行実施・移行期間中に浮かんできた課題をどう改善しようとしているか、現場の工夫を紹介していきます。
 小学校に続き、中学校、高校も新学習指導要領全面実施となります。その準備状況も伝えていきます。
 大学入試の見直しを巡って本年度は混乱が続きましたが、「高大接続改革」の理念が失われたわけではありません。時代の変化に応じた大学入学者選抜を目指す動きは、初等中等教育にも影響を及ぼしていきます。行政の動き、現場の動きを掘り下げます。
 学校現場の最大の関心事の一つは、教員の長時間労働の是正です。4月からは、「在校等時間」に上限を設ける指針の下、校長、副校長、教頭を含めた教職員の働き方改革がさらに進む可能性があります。来年の4月からは、「1年単位の変形労働時間制」の導入も可能となります。
 このような新制度に加え、学校現場ではさまざまな工夫があります。既に、学校閉庁日や夜間の留守番電話対応などが広がっていますが、勤務時間を柔軟に設定したり、2学期制の導入、運動会を午前で終わらせたりといったものです。
 これら一連の動向を詳報していく他、現在の「教師の力」面を「働き方・暮らし」面に改め、教職員の働き方や暮らしに関する情報を掲載していきます。この面では、学校生活に関する記事も掲載します。
 「地方議会・民生児童委員・PTA・社会教育」面は、「地域・家庭・総合」面へと改めます。教育ニュースをさらに充実させるとともに、引き続き、自治体議員、民生児童委員、PTAの活動に参考となりそうな記事を掲載していきます。

毎週、各校園種の情報を掲載

ニュース・総合面

最新動向と解説 1面から3面で展開
 1面から3面は原則として「ニュース・総合」面に位置付け、教育界内外の最新動向、新たな施策などを紹介していきます。オリンピック・パラリンピック関連の記事や、特別支援教育に関する記事、「働き方改革」に関する記事などはより目立つよう表示を加えます。
 掘り下げが必要なニュース、複雑な事柄は、引き続き、「NEWSインサイド」や、「解説」で詳報します。話題を集めた出来事や施策の現在に迫る「あのニュース その後は」を不定期で掲載します。

学校経営面

管理職の悩みを解決 人材育成策など紹介
 全国各地の学校経営に関わる魅力(特色)ある取り組みや校長会、教頭会など各種団体の研究大会の内容を紹介していきます。好評連載「校長塾 学校力を高める最重要ポイント」「管理職の独り言」「学校を変える100の視点」「管理職選考 合格へのポイント」などを通して管理職の経営術を伝えるとともに悩みに応える紙面にします。

幼稚園・保育園面

子の主体性育む実践 保育の質向上策掲載
 三つの要領・指針の中核となっている「遊びや生活を通した学び」。子どもの主体性を大切にしながら具現化している実践を積極的に紹介します。
 連載は、秋田喜代美・東京大学大学院教授や大豆生田啓友・玉川大学教授などの識者に登場いただき、各園の「保育の質の向上」に役立ててもらえるような内容をお届けします。

小学校・実践面

いよいよ全面実施 各校の知恵・工夫発信
 4月から新学習指導要領が全面実施になります。先行実施・移行期間の実践や活動を振り返りながら、教育活動をさらに充実・改善できる情報を掲載します。
 連載は「授業づくり」と「教師力」をキーワードに展開します。

中学校・実践面

移行措置最終年度 実践再確認の参考に
 新学習指導要領の移行措置最終年度を迎えた中学校現場が教育活動を最終チェックするための視点や実践事例を紹介します。
 連載ではいじめや不登校など現場が抱える生徒指導上の諸課題への解決策・対応策も提示してまいります。

高校・特別支援学校面

高大接続改革に対応、先進的な実践事例も
 高大接続改革をはじめ高校が対応しなければならない課題は多岐にわたります。先進的な実践や特色ある教育活動をしている高校・特別支援学校の取り組みなどを紹介することで経営をサポートします。
 これまでSSHやSGHの活動紹介が中心でしたが、生徒の学力や環境などを踏まえ、着実に成長を促している活動を発掘していきます。

働き方・暮らし面

教職員の働き方・学校生活に焦点
 「教師の力」面を改めて新設する「働き方・暮らし」面では、教職員の働き方、学校生活に焦点を当てて記事を掲載していきます。
 教職員の生きざまを伝える連載企画「ひと ものがたり」、教職員の悩みに一問一答形式で答える「教えて先生Q&A」は引き続き掲載します。

家庭・地域・総合面

子どもを支える全ての人に向け
 「地方議会・民生児童委員・PTA・社会教育」面を改めて創設する「家庭・地域・総合」面では、引き続き、地方議会の動きをはじめ、民生・児童委員、PTAの動向などを伝えていきます。
 加えて、教職員とは違った立場で子どもを支える方々、子どもの育ちを応援する企業・組織の活動なども紹介していきます。

メディア面

話題の専門書や多彩な人物紹介
 多くの方々に活用していただいている書評を掲載するとともに、連載企画の「人づくり 国づくり」では、経験豊かな教育長の思いをはじめ、さまざまな分野でリーダーとなった人の話、一流の仕事に打ち込んできた人の話などを紹介していきます。

公開研究会一覧など特集面充実
 季節ごとに掲載し、全国で活用されている「公開研究会一覧」を新年度も掲載します。ぜひご活用ください。

好評連載と新企画

学校経営面

「校長塾 経営力を高める最重要ポイント」(継続)
 授業実践と同様、学校経営にもベテラン層が培ってきた知恵や工夫がたくさんあります。より良い学校づくりに向けて、経営力を高め、課題解決を図る具体策を提案します。

「心に残る校長講話集」
 子どもや保護者、教職員らの心にいつまでも残る講話の実例を、ベテラン校長やOBが紹介します。

継続連載
 「管理職の独り言」
 「学校を変える 100の視点」
 「管理職選考 合格へのポイント」
 「転ばぬ先の教育判例」
 「副校長・教頭奮闘記」

幼稚園・保育園面

「子どもの姿から見る保育」
 田澤里喜・玉川大学准教授・東一の江幼稚園園長が、子どもの姿・育ちを基により良い環境構成や保育者の関わりなどを紹介します。

「保育の質を高める組織マネジメント」
 井上眞理子・洗足こども短期大学准教授が、キャリアアップと人材育成などを、保育の質を高める園の組織マネジメントの在り方を提案します。

継続連載
 「続・保育のこころもち」(秋田喜代美・東京大学大学院教授)
 「マメ先生が伝える保育のエッセンス」(大豆生田啓友・玉川大学教授)

小学校・実践面

「新学習指導要領対応 実践マニュアル」
 新学習指導要領下での授業づくりで課題になっている内容などを基に指導のポイントや実践事例を紹介します。

「ブラッシュアップ教師力 ○○編」
 「学校図書館」「ICTの使い方」など、学級担任が知りたいことや普段悩んでいることをテーマに掲げ、研究者や実践者からポイントを解説してもらいます。

中学校・実践面

「最終チェック 中学校新学習指導要領」
 新学習指導要領の全面実施に向けて、再確認しておきたい事項を学校経営、各教科の専門家・実践者から投げ掛けてもらいます。

「いじめと向き合う」
 いじめ防止対策推進法が施行された後も、いじめはなくなっていません。特に予防に焦点を当てながら、さまざまな対策を紹介します。

高校・特別支援学校面

「魅力発信! わが校の実践」
 全国各地の公私立高校から自慢の教育実践を発信してもらいます。

継続連載
 「多様なニーズに応える」

働き方・暮らし面

「ひと ものがたり」(継続)
 教育に関わる一人一人が心に持っているそれぞれの物語をつむぐ連載企画です。

「教えて先生Q&A」(継続)
 教員として仕事をしていくに当たって抱いた疑問や悩みに対し、一問一答形式で助言する企画です。疑問、悩みは公募しています。

ニュース・総合面

「NEWSインサイド」
 注目を集めているニュース、複雑なニュースを取材し、丁寧に分かりやすく伝える企画です。本年度は、「教職員のテレワーク」「障害のある教員の採用」などを掘り下げました。

「あのニュース その後は」
 話題を集めた出来事や施策について、その後の経過と現状を探る企画です。不定期で掲載します。

家庭・地域・総合面

継続連載
 「ローカル・ガバメントと教育」「議会質疑解説」
 「お答えします児童委員の困りごと」
 「体験から学ぼう~教員編~」

3月からの5大特徴

(1)子どもに関わる全ての人に
 学校園の教職員や保育士をはじめ、教育委員会職員、自治体議員、民生・児童委員などさまざまな立場で子どもへの教育に関わる全ての方々に役立つ紙面をお届けします。専門用語や新しい言葉には分かりやすい説明を加えていきます。

(2)全ての世代に対応
 学生から新規採用教員、中堅、ベテラン層、管理職まで、さらには定年後までを視野に入れた紙面を展開します。新聞を読み慣れていない人にも読んでいただけるよう、分かりやすさに力を入れつつ専門紙ならではの情報をお届けします。

(3)教育界の「世論」を形成
 独自の調査を通して、国の施策に対して教育界ではどのような思いがあるのか、どのような取り組みがあるのかなどについて、紹介していきます。教育界の世論を形成し、施策への反映を目指します。

(4)学校・園種ごとに1ページ
 幼稚園・保育所、小学校、中学校など一定の学校種ごとに1ページを割り振り、関連の深い記事を掲載していきます。

(5)多彩な連載記事執筆陣
 教育・保育の現場で求められている情報を、さまざまな経験を持つ外部の有識者・実践者に連載記事をつづっていただきます。専門性が高い内容を交えます。

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