英国名門校の流儀 一流の人材をどう育てるか
14面記事松原 直美 著
歴代首相からノーベル賞受賞者、名俳優まで輩出する英国パブリック・スクール。ロンドン郊外のハーロウ校、男子全寮制パブリック・スクールで4年間教員として働いた著者。最高の教育現場を目の当たりにする。
生徒手帳に記される○○奨学生や服装で示される生徒のリーダー、良い結果を出すと口頭と紙面による表彰。さらに居眠りや遅刻などには居残り授業等の罰則もある。また、学習意欲の伸ばし方も参考になる。
著者は、自分の体験が自己肯定感の高い子どもやグローバル・リーダーの育成を模索している人に参考になるのではないか、また十代の若者に、世界の優秀な同世代の勉強や活動を紹介し、自分たちの環境を顧みる機会を提供できると思い執筆した。
礼儀作法や文武両道など一流の人材の育て方を紹介。
(Tel03・3266・5111)
(836円 新潮社)