学校の体育館など避難指定場所に最適 大規模床暖房システム用ゴムチップパネル
11面記事サンポット
サンポット(株)では災害時の緊急避難場所となる学校、特に体育館の暖房として最適な床暖房システム=「ジョイントレスゴムチップパネル」を提案している。
同システムは、室内に温度ムラを抑えた暖房空間をつくり、多種多様なエネルギーにも対応できる低温ふく射暖房で、災害時の避難拠点の暖房として注目されている。
また、使われている大規模床暖房システム用のゴムチップパネル「JLP―22タイプ(厚さ22mm)」は、地方独立行政法人北海道立総合研究機構との共同開発商品で、素材にはゴムと木の廃材を有効に再利用。そのためクッション性に優れていて、衝撃・振動をやわらげる緩衝材としての効果があり、転倒時などのケガの発生を抑制する。
同様に使われている鋼製床式工法は、日本工業規格の体育館用鋼製床下地材「JIS A 6519:2013」の要求品質性能に、日本で初めて適合した体育館温水暖房システム。暖房シーズンには床暖房としての快適さを実現しつつ、シーズンオフでも転倒時のケガの発生を抑制する床として注目されており、公式競技が可能な体育館の床として1年を通して使用可能な床暖房システムだ。
全国56の体育館に採用実績を誇る
パネルの配管には、耐久性と柔軟性の高い架橋ポリエチレンパイプを使用することで、地震などの衝撃にも強く、パネル上には配管のつなぎ目がないため、床材下での水漏れの心配がない。加えてパネル自体は、間取りに合わせてカットや後加工ができるため、体育館に必要な競技用設備や金具などを床に設置するスペースも確保できる。
さらには、同素材の中規模床暖房システム用ゴムチップパネル=「JLP―15タイプ(厚さ15mm)」も販売されており、体育館だけでなく、校舎内や幼稚園、老人ホームなどの床暖房方式としても幅広く使用されている。
同床暖房システムの小中学校への施工実績としては、平成元年から同30年まで、1道15県で102校(施工面積4万7316平方m)に、体育館用としては平成6年から、1道5県11校(同8158平方m)にそれぞれ実績を持つ。
さらに高等学校、大学、保育園、介護施設といった、小中学校以外の体育館や運動施設でも、平成5年から1道9県45施設(同4万9969平方m)に採用実績があり、合わせて全国56の体育館施設に採用されている。
問い合わせ=サンポット(株) 電話0198・37・1175
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