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LINEの利用推奨年齢 12歳以上に引き上げ

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 無料通信アプリのLINEは6日、iPhone向けのiOS版で利用推奨年齢を12歳以上に引き上げたと発表した。青少年の保護を目的にした取り組みの一環。
 子どもが使用する端末で利用可能なアプリの年齢設定について、保護者の管理の下で変更するよう呼び掛けている。iOS12以降の場合は「スクリーンタイム」、iOS11以前の場合には「機能制限」の項目から設定する。
 端末上で年齢の設定を変更せず、4歳以上や9歳以上のままだと、アプリのアイコンが消えたり、「機能制限がオンです」と表示されて開けなくなったりするという。
 LINEの利用は小学生にも広がっている現状がある。
 情報モラル教育やプログラミング教育の教材開発などを手掛ける教育ネット(横浜市)が運営している「教育ネット総合研究所」が昨年4月から7月にかけて、関東圏内の小学生1万3160人を対象に調査を実施。6日に公表した調査結果で、「LINEを使ったことがある」と答えた児童は全体平均で34・8%だった。
 学年別では6年生が約55%に上り、最も高かった。1年生で約17%、2年生で約22%、3年生で約29%、4年生で約35%、5年生で約43%となり、学年が上がるごとに利用率も高くなっている。

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