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受験生の保護者、約3人に1人が子どものスマートフォンの利用にルール設ける

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 明光義塾を運営する明光ネットワークジャパンが中学校3年生・高校3年生の保護者を対象に行った受験生へのサポートの実態調査の結果から、受験生の保護者のうち約3人に1人が子どものスマートフォンの利用にルールを設けていることが分かった。
 調査は11月下旬から今月初めまで、インターネットで実施した。受験生の子どもを持つ保護者582人のうち、受験勉強の妨げにならないように子どものスマートフォンの利用に関して「ルールを設定している」「どちらかというとルールを設定している」と答えた割合は36・1%で、約3人に1人が子どものスマートフォンの利用にルールを設定していることが分かった。中学校3年生は45・0%、高校3年生は26・6%だった。
 子どもにルールを課す保護者を対象に、どんなルールを課しているか複数回答で尋ねると「利用時間を制限している」が80・0%と一番多かった。続いて「利用アプリを制限している」が26・7%、「SNSの利用を制限している」が17・6%となった。
 この調査ではスマートフォンの利用以外についても問いを設け、保護者が受験生のサポートで一番大変だと感じることは、体調管理」(33・0%)、「モチベーション管理」(29・0%)という意見が挙がった。また受験生の子どもを持つ保護者のうち75・8%が年末年始のイベントに配慮すると答えた他、39・2%の保護者が子どもを気遣って発言に気を付ける言葉があるといった結果も明らかになった。
 同社の担当者は取材に応じ、同社が展開する学習塾に通う子どもの保護者が子どものスマートフォンの利用に関して心配する声を聞く機会が少なくないと話している。

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