児童の受動喫煙状況把握へ モデル的に尿中コチニン値測定など実施
NEWS千葉市・市教委
千葉市と市教委は児童の受動喫煙状況を可視化する活動にモデル的に取り組む。子どもの受動喫煙による健康被害を防止するための取り組みの一環として、同市若葉区内の市立小学校の4年生1104人を対象に、尿中コチニン値測定を実施する。
2020年4月に市受動喫煙の防止に関する条例が施行されるが、同条例では受動喫煙の健康影響が大きい未成年者への保護について規定している。
そのため、児童、保護者が、受動喫煙の状況を正しく理解し、適切に回避行動がとれるよう、児童の受動喫煙状況を可視化する取り組みとして、12月上旬に尿中コチニン値測定などをモデル的に実施しようというもの。尿検査は検査希望の有無を確認し、実施する。
10月には事前に家庭での受動喫煙状況を質問票などで把握。尿中コチニン値測定によって、児童の受動喫煙状況を客観的に把握する。その上で、家庭へは児童を守るための受動喫煙回避行動などの情報提供、学校では子ども自身が自分を守るための受動喫煙回避行動などの学習を行う。