いこうよ がっこうとしょかん(2) 本の声を聞きました
14面記事ささき みお 絵
横山 寿美代 監修
図書館員が放課後、消したはずの図書館の電気がついていて、中をのぞくと本たちの話し声が…。その本たちは汚れたり、破れたり、ぬらされたりした本たちだった。修繕できない本は処分されると嘆いていた。
棚の奥から、とても古びた本のおじいさんが出てきて「こどもたちが、おぬしたちのかなしい気持ちを知れば大切にあつかうだろう」と。そして中をのぞいている人に託してみようと。
本たちから子どもに「お願い」という形で表現し、本たちの悲しい声を代弁することによって、子どもたちに本を大事に、そして物を大切にすることを教えてくれる絵本。
(2200円 少年写真新聞社)
(Tel03・3264・2624)