夏休み、超高層ビルで多彩な本物体験提供
1面記事最新教材使ったプログラミングなど
東京で開催
超高層ビルの六本木ヒルズなど、森ビル(東京・港区)が手掛けた4カ所の施設を中心に、6週間にわたってほぼ毎日、子ども向けに仕事体験や、先端技術に触れる場などを設ける「キッズワークショップ2019」は8月25日に幕を閉じた。今回は来年度から小学校で必修化するプログラミング教育に関して、過去最多の九つの講座があった。
このワークショップは毎年、夏休み中に開かれ、今年で11回目を迎える。森ビルが主催するもので、施設内の店舗や森ビルと共同研究を行う研究機関が、子どもたちに本物の体験をさせることを目標に講座を展開している。
これまでは法律事務所内での模擬裁判、ラジオのDJ体験といったさまざまな体験を提供してきた。今回は、約90種の体験や講座などを設けた。
六本木ヒルズ内に店舗を構えるレゴエデュケーションの場合は、8月24日から2日間、最新のプログラミング教材を使ったロボット製作体験の場を設けた。
来場した小学生らは、「プログラミングを先取りして学べるのがうれしい」「将来プログラミングに携わりたい」などと話していた。保護者からは「プログラミングを学べる絶好の機会」と、ワークショップの開催を評価する声が上がった。
森ビルは来年度も、このワークショップを開く予定。