東京都教委、都内学校に部活動のガイドライン配布
NEWS 東京都教委は都内の中学校や高校などに向けて「部活動に関する総合的なガイドライン」を作成した。バランスのとれた生徒の心身の成長や学校生活を目指し適切な部活動ができるように定めた。
ガイドラインの対象は、都内の全公立中学校、義務教育学校、中等教育学校、高校、特別支援学校の管理職や教職員など。発行部数は6000部で8月末から配布を始める。都教委のホームページでも全文を公開している。
章ごとに部活動の意義と運営の在り方や体罰などの防止、健康面での留意事項などをまとめている。いくつかの部活動の取り組み方を例に挙げ、参考にするよう促している。
運動部の競技ごとに重大事故防止のためのポイントを提示している。一般的な練習内容と安全確認、日常の練習を行う時の危険性、過去の事故事例などを表記した。
ガイドラインの作成について都教委は、昨年度に策定した部活動の在り方に関する方針の現場での効力を高めるためとしている。方針では活動時間を平日は2時間、土日祝日などは3時間程度に設定することなどを明記している。