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中学校の生徒が五輪自転車ロードレースの試走会前に清掃

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東京・多摩市立青陵中学校

 来年の東京2020オリンピック自転車競技ロードレースのテストイベントが行われた21日、コースそばにある東京都多摩市立青陵中学校(千葉一法校長)の生徒らがコース沿いの歩道や公園などの清掃活動を行った。このテストイベントは武蔵野の森公園(東京都)から富士スピードウェイ(静岡県)まで、パレード区間を除くと176キロメートルのコースで開催された。来年の本番は男子244キロメートル、女子147キロメートルに及ぶコースで行う。都内では多摩市の通過区間が最も長い。
 夏休み最初の日曜日、生徒やその保護者など約40人が朝から多摩市豊ヶ丘の歩道や公園などを日本赤十字社のクリーンプロジェクトの一環として清掃した。同中学校でインターンシップを行っている国士舘大学の学生なども参加した。
 日頃から学習している「SDGs」(持続可能な開発目標)や「オリンピック・パラリンピック教育」の一環として「住み続けられる街の在り方」や「おもてなし」「ボランティア」などの実践の場として位置付けた。
 参加した生徒は、「今回も本番も、多くの人に多摩市に来てもらって、一緒に東京大会を応援したい。そのためにも、さらに街をきれいにしていきたい」などと話していた。
 清掃活動終了後には、色とりどりのユニホームに包まれた各国のナショナルチームの選手は、生徒らが清掃したコースを疾走して通過していった。その速さや力強さに感激した様子で声援を送っていた。

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