高校生を前に講演する茂木健一郎氏

　一般財団法人　出版文化産業振興財団（JPIC）は先月15日、「高校生から思い描く“幸せ”のカタチ」（協賛＝株式会社マイナビ）を東京・秋葉原の秋葉原UDXシアターで開催した。
　同財団は、10代、20代の学生を対象に、知性や教養を深める機会を提供することを目的としたJPIC　YOUTHを2017年より開催。今回は茂木健一郎氏を講師に迎え、進路を考える高校生を対象に実施された。
　参加した138名の高校生たちへ茂木氏は、自分の未来を考えることについて講演。「今は、どんな人ともフラットにお互いの個性を響き合わせることができる人が輝く時代だ」と次代を生きる高校生に向けて熱く語りかけた。
　講演会の後半には質疑応答が行われ、学校で学ぶことの意味や自分が将来やりたいことを実現するための学びの道筋、研究したい分野についてなど、多くの高校生から手が挙がった。
　不安や迷いを抱える高校生の質問に茂木氏は、「欠点も長所もすべて自分の個性として受け入れ、自分の個性を出発点としてチャレンジする人生には、無限の可能性がある」とエールを送った。