体験者から聞く~平和祈念展示資料館~
14面記事語り部お話し会
平和祈念展示資料館(東京)は、第二次世界大戦における、兵士、戦後強制抑留者、海外からの引揚者の労苦を物語るさまざまな資料をパネルや映像により、戦争体験のない世代にも分かりやすく展示している。
見学補助資料の「見学ノート」を利用して各自で自由に館内を見学できるほか、滞在時間に合わせて解説員による展示解説も行っている。さらに、当資料館では、より充実した校外学習にするためのプログラムとして、体験者による「語り部お話し会」を行っている。
学校教育の現場や家庭において体験者と子どもたちが直接触れ合う機会がますます減っている中、貴重な生の体験談を聞くことができ、子どもたちは、机上の学習のみでは実感することが難しい戦中・戦後の労苦など、教科書には載っていない、知らなかった歴史を知ることができる。
体験者が語る生の「ことば」は、子どもたちの心に強く響き、戦争のこと、平和のこと、そして未来のことを自ら考えるきっかけとなるだろう。
「語り部お話し会」を希望する場合は、10名以上で事前申し込みが必要。
Tel=03・5323・8709
入館は無料。
戦後強制抑留コーナー