展覧会「スイミー」原画を見に行こう
2面記事今夏、都内美術館で
小学校低学年の国語の教科書に掲載されている「スイミー」の原画が今夏、都内の美術館で公開される。作者のレオ・レオーニの絵本作品などに焦点を当てた展覧会で、昨年から兵庫県や新潟県、広島県を巡回してきた。
東京会場の後、年末から年明けにかけて鹿児島県や沖縄県でも開催する。
「みんなのレオ・レオーニ展」は7月13日から9月29日まで、東京・新宿区にある東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催。同美術館は新宿駅西口から徒歩5分の場所にある。
「スイミー」は、赤い色をした魚のきょうだいたちの中で唯一真っ黒な、題名と同じ名前の魚が主人公の物語。原画はスロバキア国立美術館が所蔵しており、絵本の挿絵と少し異なるという。
他にも、野ねずみたちの冬支度をテーマにした「フレデリック」などの原画も公開し、約200点の作品を見ることができる。絵本が読めるコーナーもある。
前売り券は発売中で、通常前売り券(一般1100円、大学生700円)は7月12日まで販売する。当日券は一般1300円、大学生900円。高校生以下は無料で観覧できる。
チケットの購入など詳細は、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館ウェブサイトまで。
「スイミー」1963年 水彩、モノタイプ
54・5×72・5cm スロバキア国立美術館
Swimmy c1963 by Leo Lionni,renewed 1991
Pantheon On Loan By The Slovak National Gallery