福井県教育委員会、働き方改革周知へ保護者にリーフレット
NEWS 教員の働き方改革を進めるため、福井県教委が保護者向けの啓発リーフレットを作り、配布した。退勤時間を小学校は「19時」、中学校は「20時」にすることなどを決めた県の方針を紹介した上で、保護者や地域へのお願いを記した。
リーフレットでは保護者らに部活動支援員や給食ボランティアなどへの協力を求めた他、学校の時間外の対応は留守番電話に転送されることがあると告げた。中学・高校の部活動の数は今後、学校の教員数の半分にすることも伝えた。
福井県は学力調査や体力調査で全国トップレベルにありながら、残業が月80時間を超える中学・高校の教員が約4人に1人いた(昨年度出退勤調査)。県の学校業務改善方針では、月80時間以上残業している教員を2021年度までにゼロにするとの目標を掲げている。