鳥取県教委、新指導要領に合わせ部落差別問題の指導資料
NEWS 鳥取県教委は部落差別問題を学校で扱う際の指導資料を作成し、ウェブサイト上で公開した。新学習指導要領に対応した授業事例などを収録してある。
中学校の道徳科では、「友情、信頼」に関する授業事例を示した。使用する読み物資料では2人の中学校3年生が語り合う場面を描いた。その中で、1人が被差別部落出身であることを告白。もう1人が「そんなことは関係ない」と口にしてから2人の間柄は疎遠になったというもの。2人の生徒の気持ちを想像し、生徒同士で話し合うなどの内容とした。この読み物資料は、被差別部落出身であることを告白した生徒の視点でつづったものと、その告白を受けた生徒の視点でつづったものの2種類を用意してある。
指導資料名は、「部落差別の解消を目指して」。小学校、高校の授業事例も示している。