ドキュメンタリー映画感想文コンクール表彰式を開催
10面記事最優秀賞を受賞した伏島さんと審査委員長の猪瀬氏
(株)アジアンドキュメンタリーズ(東京・港区、八木沢洋美 代表取締役社長)は9日、東京・原宿で「ドキュメンタリー映画感想文コンクール」の表彰式を開催した。同社は、ドキュメンタリーの視聴を通して教養を深め、次世代を生き抜く力を育んでほしいと教育現場でのドキュメンタリー活用に力を入れている。
そうした取り組みの一環として開催された同コンクールでは、作家の猪瀬直樹氏を審査委員長に迎え、昨年8月から今年1月に配信された55本のドキュメンタリーを対象にして作品を募った。
表彰式では、応募総数193作品(学生の部=137作品、一般の部=56作品)の中から最優秀賞1作品、優秀賞2作品、入賞4作品が表彰された。
最優秀賞を受賞したのは、ぐんま国際アカデミー高等部1年の伏島伽耶さん。ドキュメンタリー映画『ソング・オブ・ラホール』を観て、ドキュメンタリーは自分を見つめ直すきっかけになり、他者の話ではなく自分の話だと再認識したという。
審査委員長の猪瀬氏は、「アジアンドキュメンタリーズの配信作品は、鋭いリアルを突きつけてくる。シリア内戦でなぜあのような混乱が起きたのか、ドキュメンタリーを観て、衝撃を受けた。まだまだ知らないことがあった」と、ドキュメンタリーの教育的価値の高さについて語り、学校教育ですでにドキュメンタリーを取り入れているぐんま国際アカデミーを高く評価した。
受賞作品は、アジアンドキュメンタリーズのホームページに掲載。主題になった各ドキュメンタリー映画はアジアンドキュメンタリーズで配信している。
問い合わせ=(株)アジアンドキュメンタリーズ Tel03・6876・2298