算数・数学の論理トレーニング「MathPub」が、経産省新連携支援プロジェクトに
9面記事「経済産業省四国経済産業局での認定式」
「株式会社DynaxT」と「西北出版株式会社」は、大学・行政機関の関係者十数名で構成されている「MathPub委員会」(会長=本田道夫 香川大学名誉教授)との連携のもとに、経産省産業部中小企業課の認証を受けて、「MathPub(Mathematic Programming universal Book))」利活用の新プロジェクトが発足した。2020年度から小学校で必須化されるプログラミング教育はもとより、初等教育から高等教育までを包含した数学的・プログラミング的論理思考を一貫して支援していくことが目的だ。
「MathPub」の誕生は、1994年に位相数学を研究していた香川大学の故福田 弘之教授とDynaxTとの共同研究としてスタート。ここで蓄積された技術・ノウハウを踏まえて、2014年に無償で使えるクラウドサービスに移行。清瀬市の小学校をはじめ、小・中学生を対象とした各地での講習などを通じて実証実験授業を重ね、進化を続けてきた。
利用者自身が算数・数学の問題を作成する「MathPub」は、(1)算数・数学の論理的に正確な問題文章力を養う、(2)プログラミング的思考能力を養う、(3)評価者により「MathPub能力資格」が認定される、(4)みんなで作った算数・数学問題が蓄積されて、世界の知恵袋として発信されるといった機能を有する、世界的にも稀な仕組みである。最大の特色はエンジンの中核にAI(人工知能)を応用し、問題の数値関連を分析し、構造を考えさせるツールが実装されていること。その結果、利用者は論理思考やアルゴリズム的発想、問題作成に伴う文章力・読解力を自然に身に付けることができる。
AIを核とした「第4次産業革命」が目前に迫る中、経済産業省と文部科学省も「理数系人材の育成」に真剣に着手している。その意味においても、「MathPub」の存在が寄与することを期待する。
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