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えらいこっちゃのいちねんせい

16面記事

子どもに読ませたい本

かさいまり 文
ゆーちみえこ 絵

 小学校には時間割があり、やることが決まっている。幼稚園や保育園とは違い、時間を見てチャイムを聞いて、自分で行動しなければならない。
 小学校に入学したまきの君。朝、時間割表を見て「べんきょう べんきょう べんきょう べんきょう やっと給食…」。やることも時間も決まっている。「ああ えらいこっちゃ」とつぶやく。チャイムが鳴り、1時間目。授業中に勉強以外のことを考えたり、眠ったり…。休み時間、外に出たところでチャイムが鳴ったり…。そのたびに「ああ えらいこっちゃ」。
 「えらいこっちゃ」とは関西弁。「大変だ」「びっくり」「どうしよう」などいろんな気持ちを表している。これから入学する1年生を応援する本。(小学校低学年から)
(1404円 アリス館 Tel03・5976・7011)

子どもに読ませたい本

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