探究学習の論文作成 基本から丁寧に解説
12面記事中高生向けの入門書
講談社
(株)講談社はこのほど、「中高生からの論文入門」(小笠原喜康・片岡則夫著)を刊行した。今求められているのは自分の考えを組み立てる力。本書では、どうすれば自分の関心を見つけ出し、絞り込み、組み立てるのか、その手順を丁寧に解説している。
「自我が伸びてくる中高生にこそ論文が必要」―。著者二人の思いは、そこにある。論文にまとめる探究学習では、さまざまなスキルを得ることができる。パソコンによる文書作成、情報検索、正確な引用の仕方など。本書では、論文作成(探究学習)を通して、今の自分があるべき自分を見つけ、成長するチャンスと捉えている。
全7章。「論文作成の基本の基本―学びの大航海へ出発!」や「テーマの設定―自分の課題の絞り方」、「論文作成のルール」や「わかる文章・わかってもらえる論文にするために」などを扱っている。中学・高校の探究学習でまとめる論文作成に向けて参考になる一冊となっている。222ページ、定価907円。
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