高校の「カリ・マネ」を解説 元現場教員が書籍を刊行
11面記事研究・開発から検証改善まで
学事出版(株)はこのほど、「高校カリキュラム・マネジメントの基本―たしかなカリキュラム研究・開発・マネジメントのために」を刊行した。著者は、元神奈川県立高校の教師で、教育行政経験などがある梶輝行・横浜薬科大学教授。
本書は、新学習指導要領に明記された「カリキュラム・マネジメント」に関して、高校に限定して主に実践的な取り組みの在り方や考え方を中心に書かれている。高校の設置趣旨とそれに基づくカリキュラムの特性を踏まえた形だ。
全5章。カリキュラムの研究・開発を踏まえた計画、実施、評価、改善に至るカリキュラム・マネジメントの実践面を中心に、著者のこれまでの教職経験と教育委員会での指導行政経験を生かした内容になっている。そのため、「カリキュラム開発と高校教育をめぐる情勢」や「カリキュラムの評価と検証改善」などをテーマに扱っている。
新学習指導要領の全面実施に向け、現場視点に立った役に立つ一冊だ。定価2052円、A5判175ページ。
問い合わせ=Tel03・3255・5471