総合展示「先史・古代」リニューアル
6面記事重要文化財 鉄製かぶと(熊本県マロ塚古墳出土)国立歴史民俗博物館蔵
国立歴史民俗博物館
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)は、総合展示第1展示室「先史・古代」の展示内容を大きく見直し、3月19日にリニューアルオープンする。同館の先端的研究で明らかにされた、先史時代の新たな年代観や調査成果が今回の大幅リニューアルを実現した。
1983年の開館以来初となる同展示見直しの対象となるのは、日本列島に人類が出現した3万7千年前から10世紀までの、約3万6千年間だ。
リニューアル後は、新設された旧石器時代のコーナーに加え、「最終氷期に生きた人々」「多様な縄文列島」「水田稲作のはじまり」「倭の登場」「倭の前方後円墳と東アジア」「古代国家と列島世界」の6つの大テーマ、さらに「沖ノ島」「正倉院文書」という2つの副室テーマでの展示が楽しめ、実物の土偶や模型などを通して、その時代に生きた人々の暮らしや技術などを学ぶことができる。
なお、リニューアルオープン当日から5月12日まで、特集展示「正倉院文書複製の特別公開―クラウドファンディングによる製作と展示―」も開催される。新たに設けられた特集展示コーナーでは、今後最新の研究成果などの展示を順次展開していく予定だ。
【施設概要】
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市城内町117番地)
入館料=一般600(350)円、大学生250(200)円、高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
開館時間=<10月~2月>午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
<3月~9月>午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※毎週月曜日休館(休日の場合は翌日が休館日)
問い合わせ=電話03・5777・8600(ハローダイヤル)
公式HP=http://www.rekihaku.ac.jp