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受験から入学までに自宅・国立・文系なら130万円

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下宿・私立・医科系なら300万円超
大学生協連調査

 全国大学生活協同組合連合会は9日、本年度大学に進学した学生の保護者約2万2千人を対象にした「2018年度保護者に聞く新入生調査」結果の概要を公表した。
 受験から入学までにかかった費用を聞くと、国公立大学の文科系学部に入学し、自宅から通学する場合の126万3500円から、私立の医歯系学部に入学し、下宿生活をする場合の315万2400円までと、ばらつきがあった。
 下宿生の生活用品購入費用は2年連続減少し、30万800円。減少額6900円の「家電用品」が大きく落ち込み、「家具」も前年から2700円減少。こちらは7年ぶりの減額となった。余計なものは買わずに、徐々に必要なものを買いそろえるという心理が働いているようだ。
 また、保護者意識の経年変化から、大学入学に当たって費用面で準備したものを見ると、「学資保険」や「奨学金の申請」は敬遠傾向が続いていることも分かった。給付型奨学金もあるものの、学資保険などは負担感があると受け止められているのではないかとの見方がある。

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