親が働く姿を見ていたり、親が仕事に充実感を持っていたりする子どもほど、将来働くことを楽しみに感じている。そうした調査結果を民間の人材会社がまとめた。同社では親の姿を見ることで働くことへの理解が進んだ、としている。
　アイデム（東京・新宿区）が今年6月、小学1年生から高校3年生の子を持つ親と子にインターネットで調査し、3489人が回答した。
　「将来働くのは楽しみ」との質問に肯定的に答えた子どもを、親の働く姿を「見たことがある」と「見たことがない」に分けて比較したところ、小学生（低学年・高学年）、中学生、高校生のいずれの段階でも「見たことがある」のグループの方が多かった。また「将来働くのが楽しみ」と答えた子どもを、親の仕事の充実度で比べると、「充実している」のグループの方が最大30ポイント近く高かった。子どもの学年が上がるほど差が付いた。