園内研修など豊富な事例
6面記事書籍「多様性がいきるインクルーシブ保育」
発達障害をはじめとした障害のある子どもに加え、貧困や虐待などの家庭の問題、外国籍の子どもなど、支援のニーズが多様化している現在の幼稚園・保育園・認定こども園。そうした中、「みんなが同じ」であることを前提とせず、目の前の子ども同士、子どもと保護者との間で生まれるやりとりや気持ちを大事にし、保育者自身が楽しみながら臨機応変に保育をつくり出すことが求められる。
「多様性がいきるインクルーシブ保育―対話と活動が生み出す豊かな実践に学ぶ―」(浜谷直人・芦澤清音・五十嵐元子・三山岳著、2376円)では、豊富なエピソードを含む実践事例を詳しく紹介し、どのようにインクルーシブな保育が生まれていくのかを解説。保育者間の対話で子ども理解を深める園内研修の事例も取り上げている。
ミネルヴァ書房=Tel075・581・5191