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「ド根性ひまわり」の種を配布

関東版

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 宇都宮市立清原南小学校では、東日本大震災のあった平成23年夏にがれきの中から咲いたひまわりの種を育て、今年たくさんの種を取ることができた。同小ではこの種を栽培委員会が中心となり、希望者に配布する。
 このひまわりは「ド根性ひまわり」と呼ばれ、震災の年の夏、津波の被害にあった宮城県石巻市で咲いた。その後、震災の記憶を風化させないよう子孫の種が各地で栽培され続けている。同小では、昨年市内の簗瀬小学校から「ド根性ひまわり7世」の種を分けてもらい、栽培委員会の児童たちが大切に育ててきた。今年の夏、110本のひまわりに花が咲きたくさんの種を取ることができた。清原南小学校では、この種は代々引き継がれてきたものなので、ひまわりに託した思いを次代に引き継いでいくことは使命であると考え、希望者に配布することにしたという。今までに市内を中心に約10件の申し込みがあり、10月半ばから順次発送する予定である。

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